【実録】ハローワークと転職エージェントの違い。複数登録で地獄を脱出!

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本日もお仕事お疲れ様です。

今日も理不尽なサビ残で削られた心身を、ストロング系缶チューハイでアルコール消毒しているあなたへ。

「今の職場、もう限界かも。とりあえずハローワークにでも行こうかな……」もしあなたが検索窓にそう打ち込もうとしているなら、ちょっと待ってください。

その思考停止は、かつての私と全く同じで非常に危険です。

断言します。自分の未来を守りたいのであれば、ハローワークではなく「転職エージェント」を使うべきです。

この記事では、思考停止でブラック職場を引き当て続けた私の体験を綴っていきます。

腐りきった職場から脱するためにすがる思いで飛び込んだハロワでさらなる地獄を味わった私が、どうやって超絶ホワイトな職場を勝ち取るに至ったか「綺麗事ゼロの実録」です。

毎日の激務と理不尽を頑張って乗り越え、疲れ切っている「あなた」が報われるためにも絶対に読んで頂きたい内容となっています。

この記事で分かること

  • 思考停止状態で行う求職活動の危うさ
  • ハローワークは求職者の味方ではない話
  • 転職エージェントを利用すべき理由

この記事は、私の作業療法士としての体験をもとにしていますが、他の職業の方でも同様に転職エージェントの利用がおすすめです。(余程、強いコネがあれば別です)

ブラック企業から脱出する方法はある?現状を変えるために頼るべきサービスとは!?

「ブラックから脱出する方法なんてない」と諦めていませんか?

かつての私は、そう考えて半ば諦めながら仕事をしていました。しかし、「ブラックから脱出する方法はあるのです。」

その方法は、私も実践した「転職エージェントに頼ること」です。

自分の勘だけでは、膨大な量の求人から希望するものを見つけることは、ほぼ不可能です。

そして、ハローワークには膨大な数の求人が溢れていますが、企業側が「完全無料」で求人を出せるハローワークには、資金力のない企業や、人を使い捨てにする「安かろう悪かろう」なブラック企業がリスクゼロで集まりやすいという構造上の罠があるのです。

断言します。自分の未来と身を守りたいのであれば、ハローワークではなく「転職エージェント」を賢く使うべきです。

ここからは、思考停止でブラック職場を引き当て続けた私の体験をお伝えし、腐りきった職場から脱するためにすがる思いで飛び込んだハロワでさらなる地獄を味わった私が、どうやって超絶ホワイトな職場を勝ち取るに至ったかを綴っていきます。

毎日の激務と理不尽を頑張って乗り越え、疲れ切っている「あなた」が報われるためにも絶対に読んで頂きたい内容となっています。

思考停止の転職は危険!パワハラ・カスハラ・経営破綻を味わった1社目のリアル

「家から近い」「先輩がいる」…条件だけで選んだ説明会の甘い罠

卒業を控えた専門学校にやってきたのは、ビシッとスーツでキメた色々な病院や老人施設からのスタッフ。そう、これが噂の「就職説明会」です。

有資格者が増えすぎて「現場の作業療法士は飽和している」と言われていたにもかかわらず、現実はそうでもないらしく、どの病院・介護施設も熱のこもった施設紹介を展開していました。

説明だけ聞けばどの施設も魅力的で、すぐにでも飛びつきたくなります。しかし、私は10年以上の社会人経験を持つ男……。

周りで給与とボーナスばかりを気にしている新卒の学生とは、「疑う力」が違うのです。

そう、給与や賞与も大切ですが、さらに大事なのは「教育システム」や「年間休日数」、そして「通勤のしやすさ」といった福利厚生面です。

色々な施設の説明を聞くなかで、私が興味をひかれたのは、いわゆる「地元の病院」でした。この病院は同じ学校の卒業生が説明会に来ていたこともあり、とても雰囲気が良く見えたのです。

教育や福利厚生などの気になるポイントもしっかり質問し、個人的には少し引っ掛かりを感じながらも概ね満足。なにより、卒業生が在籍していることと実家から通える距離だったことが決め手になり、第一志望に決定しました。

そして、卒業生の先輩と連絡先を交換し、施設見学の約束を取り付けてその日は終了しました。

それから時は過ぎ、施設見学ができたのは年が明けてからのことでした。実は、説明会から年明けまでに、多くのクラスメイトはすでに入職試験を受けて採用通知をもらっていたのです。

しかし、私の携帯には待てど暮らせど先方からの連絡はありません。2月には作業療法士の国家試験が行われます。それまでに働き先は決めておきたいという焦りは、日増しに大きくなっていきました。

業を煮やした私が自ら連絡を取り、「やっと」という感じで見学日が決定したのですが、実はこの時点で「なんとなく嫌な予感」はしていたのです。

そして、見学当日……私を迎えてくれたのは、先輩でもなくリハビリスタッフでもありませんでした。

目の中からハイライトが完全に消え去った受付の男性。そして、こちらをニヤニヤと品定めしながら、その受付の男性を理不尽に怒鳴りつける女性……。自己紹介もなかったため、彼女が何者なのかまったくわかりません。

その2人に連れられて見学した薄汚い病棟のなかには、同じく目が死んでいるスタッフと、笑顔を忘れてしまったかのような苦い表情の患者さん達がいました。

冷静なときの私であれば、絶対に選ぶことはないであろう病院……。

しかし、その時の私はひどく焦っていたのです。迫りくる国家試験と、次々に就職を決めていくクラスメイト達。今になって振り返れば、私はとにかく「未就職」という重荷を早く下ろしたかったのだと思います。

湧き上がる疑問と不快感を必死に押さえつけながら笑顔で説明を聞いていると、事務長が姿を現しました。そして、10分程会話をしただけにもかかわらず何故かとても気に入られ、その場で採用が決まってしまったのです。

「???」困惑する私を気にもせず、話はどんどん進んでいきました。

本来なら、この時に事務長の言葉を遮るべきだったのです。「もう一か所気になる病院があるので、そちらの話を聞いてから決めても良いですか?」と。

いまさら何を言っても後の祭りですが、この時の行動と判断がすべての地獄の入り口でした。

自分の直感を無視して入ったその職場には、OTとしての専門性を磨く余裕はおろか、人間としての尊厳すら簡単に奪われる過酷な現実が待っていたのです。焦りに負けて自分の直感から目を背けた代償は、あまりにも重いものでした。

学校の教員も「先輩がいるから」とお墨付きを出して、私の背中を滅茶苦茶プッシュしてくれたんですけど…ね。

「やりがい搾取」に耐え続けた5年間の結末…経営破綻という残酷な現実

無事に専門学校を卒業し、件の病院に入職した私を待っていたのは、あまりにも意味が分からない現実でした。

悲劇は入職式で幕を開けます。私に手渡された辞令には、信じられない言葉が書かれていました。「○○老人ホーム勤務」

「……へぁ?」 思わず間の抜けた声が漏れました。次々と湧き上がる疑問。「○○老人ホーム」って何?どこにあるの?え、病院は???

困惑する私を放置したまま、式は淡々と進んでいきます。同期は5人いましたが、「○○老人ホーム勤務」を命じられたのは私だけ。嫌な予感しかしません。

式が終わると、あの事務長がやって来て悪びれもせずこう言いました。「系列の老人施設でスタッフが大量に辞めてねぇ。困ったから君に行ってもらうことにしたよ」

……いや、「行ってもらうことにしたよ」じゃないが?

契約書には「病院勤務」でサインしたのだが? そもそも病院志望だったのだが? 老人ホームと病院では、OTとしての将来設計が全く変わってくるでしょうが。

とはいえ、初日に「じゃあ辞めます」と言える度胸もなく、私は仕方なく事務長の後を追いました……車で。

向かった先は、病院から遠く離れた山奥にポツンと建つ老人施設。地元民からは「姥捨て山」と呼ばれている場所でした。

後から知ったのですが、そこは「一度入所したら死ぬまで出てこられない」と地元で噂される、正真正銘の激ヤバ施設だったのです。

施設に到着するなり、事務長に連れられて施設長室へ挨拶に向かいました。ドアをノックして入室。しかし、事務長が私を紹介する間もなく、飛んできたのはまったく理解不能な罵声でした。

「お前は、誰じゃぁ~~(ごにょごにょ)!わしに黙ってこげな奴を入れおって!!!お前なぞ知らんがぁ出ていけぁ!!!」

前半は聞き取れない奇声混じりで、次々と怒号を浴びせられます。大声で怒鳴り散らす施設長は、完全に「目がいっている」状態でした。

そんな狂気の施設長への挨拶を無事(?)に終え、次はリハビリ室への移動です。

事務長と共にリハビリ室のドアを開けると、ここでも私を待っていたのは理不尽な罵声でした。リハビリ部の主任がいきなり凄んできました。

「なぜ初日から遅刻してきたのか!遅刻するなら連絡を寄こせ!そもそも事前の挨拶がないとは非常識にも程がある!」と……。

いや、知らんがな……。ここに配属されるなんて、ついさっき初めて聞かされたんだが?

助けを求めて横を見ると、私を連れてきた事務長はうつむいたまま完全に沈黙しています。そういえば、さっき施設長に怒鳴られた時もこの人は一切フォローしてくれなかったな。

入社半日にして、私の心はすでに「辞めたい」という気持ちで限界突破していました。

しかし、そこは変に社会人経験をこじらせていた私。「まあ、世の中こんな理不尽は珍しくもないか」と妙な耐性を発揮してしまい、そのまま施設に居座る判断をしてしまったのです。まさか、この慢心が自らの大切な5年間をドブに捨てる結果になるとは夢にも思わずに。

それから待ち受けていたのは、主任からの理不尽なパワハラと、入所者やその家族からの容赦ないカスハラに板挟みになる地獄の毎日でした。

それでも「都合よく利用されながらも、主任から技術や知識を盗んで成長すればいい」そう前向きに考えていた時期が、私にもありました。

しかし、恐ろしいことにこの主任、入所者と茶を飲みながらテレビを見たりスマホで遊んでいるだけで、全く仕事をしないのです。

ちなみに施設の入所者は約90人。リハビリスタッフとして実務経験ゼロの私が、初日に割り当てられた担当人数は「60人」でした。

これも後で知ったことですが、私に押し付けられた60人は、施設内でも問題行動が多く、誰もが手を焼く扱いが難しい人ばかりでした。

百歩譲ってそれは良しとしても、初日の新人に60人を丸投げして何ができるというのでしょうか。

案の定、混乱して右往左往する私。それを見て笑いながら怒鳴りつけてくる主任。まさに悪魔の所業です。

「これが社会人というものだ」「石の上にも三年だ」。私はそう自分に言い聞かせ、感情を殺し、精神をすり減らしながら耐える日々を送りました。 さらに厄介なことに、リハの主任だけでなく他の介護スタッフも大概でした。

施設のルールすら把握できていない新人の私を意図的に罠にはめ、「リハビリのミスだ」とクレームを入れて憂さ晴らしをしてくるのです。

そのクレームの度に、主任から激しく怒鳴られる私。しかもこの主任、私が技術的なことや施設内のルールを質問しても「自分で考えろ」としか返してきません。正直、この職場からOTとして学べることは何一つありませんでした。

なのに、いざ辞めようとする私の足を引っ張ったのは、専門学校時代に嫌というほど植え付けられた「相手を尊重し、いつも笑顔で協力する!」という医療福祉従事者の呪いでした。

「自分が辞めれば、他のスタッフや担当している60人の患者さんに迷惑がかかる」そう思うと、責任感から簡単に辞めるという選択ができなかったのです。

そうして泥沼の入職から5年間が過ぎたある日、突然「解放の日」がやってきました。

その日、施設内はいつもと変わらない淀んだ風景でした。しかし、突然全館に放送が入り、スタッフが全員会議室へ集められます。そこで初めて見た理事長が、マイクを握って淡々とこう言い放ちました。

「当グループは、経営破綻しました」

はい。病院も老人施設も、見事に全滅して潰れました。なんともあっけない幕切れです。

どれだけ身を粉にして尽くしても、どんな理不尽に耐え抜いても、会社が潰れれば全て終わり。

今の職場にどれだけ義理立てして自分を犠牲にしたところで、彼らは私たちの人生の責任など絶対に取ってくれない。

「やりがい」という綺麗事の裏にある残酷な真実を、私はこの身をもって学んだのです。

ちなみにこの施設、実は老人ホームではなく老人保健施設だったんですよね……。たぶん、事務長も施設長も理解できてなかったと思います。役割が全く違うのに💧

ハローワークと転職エージェントの違いとは?ハロワ求人で失敗した2社目の地獄

ハローワーク求人の罠!「当月給与ナシ」と無限サビ残の恐怖

はじめての福祉系就職先は、みごとに「無事」倒産しました。

同期の中には「失業保険を受給しながら、しばらく休んで後のことを考える」という悠長な人もいましたが、年齢的な焦りがあった私は、早急に次の仕事を探さなければなりません。

そして何より、「次は絶対に失敗できない」という強い思いがありました。

「公的機関の求人なら、審査もされているだろうし安心だろう」そう考えてハローワークに駆け込んだのですが……結果的に、これが2度目の悲劇の始まりでした。

窓口のパソコンで調べると大量の募集が溢れており、自分だけでは判断が難しいため職員に相談。

所有資格と希望条件を告げると、いくつかの求人をピックアップしてくれました。

家に持ち帰り、条件に合った施設をインターネットで検索し、ホームページや口コミを調査。特に大きな問題はなさそうだったので、後日ハローワーク経由で連絡を取ってもらうことにしました。

そこからは、とんとん拍子に話が進みました。施設見学から面接が行われ、あっという間に無事採用……。あれ? この流れ、なにか強烈な既視感があるような……?

一抹の不安を抱えながら迎えた入職初日。雰囲気としては、問題なさそうで働きやすそうな気がします。

何なら、前任者からの業務の引き継ぎも情報共有も一切ないのが、逆に清々しいくらいです。

「まあ、中規模施設なんて大体こんなものだろう」と、前回の過酷な経験のおかげで妙な耐性がついていた私は、むしろ自由にやれる状況をありがたくすら感じていました。

少し困ったことと言えば、業務内容が非常に「介護士寄り」だったことです。

面接では「個別リハビリに入って欲しい」と言われていたにもかかわらず、実際は見守り、トイレ誘導・介助、入浴介助、配膳・下膳、食事介助、フロア掃除などなど……とにかくリハビリ以外の業務が圧倒的に多いのです。

正直、このペースで介護業務に駆り出されていたら、肝心の個別リハビリの時間が全く足りません。

ちなみに、前任のOTはこの扱いに不満を抱いて辞めたらしいのですが、施設側に改善する気は微塵もないようでした。

しかも、リハビリ職の私から見ても、介護スタッフの手際と段取りが悪すぎます。

「なぜ、トイレ動作が完全に自立している利用者さんに、介護士が2人も3人も付いているのか?」「認知症で帰宅願望が強く出ている人を、怒鳴りつけて無理やり椅子に座らせるな!」心の中でツッコミが止まりません。

しかし、この程度のカオスなら前の職場に比べればまだマシです。「気にしない、気にしない……」と自分を誤魔化して働き続けました。

でも、よく見ると介護士さんたち、正規の休憩時間以外にも、なんか上手いこと持ち回りでサボって……いや、休憩してるよな?

その時間、私は自分の個別リハビリ業務に追われて息つく暇もないのですが?

そんな感じで迎えた1ヶ月後。私に更なる絶望が襲いかかります。

それは、待ちに待った初めての給料日。仕事帰りに銀行に寄って口座を確認すると……なんと、給与が1円も振り込まれていないのです。

「ん? 給料日を勘違いしたかな?」 慌てて契約書を確認するも、日付は今日で間違いありません。

急遽施設に電話して確認すると、そこで驚愕の事実が発覚しました。

どうやらこの施設、「月末締め・翌月末払い」という給与システムらしく、入職した最初の月は給料が出ないというのです。

今までアルバイトを含め、働いた初月から何らかの形でお金が入る生活をしていた私は大パニック。

百歩譲ってそういうシステムだとしても、倒産を経験した直後で金欠なのだから、せめて面接の時に一言説明してほしかったです。

「これが一般的な給与形態で、私の社会人経験が浅いだけなのか?」と自問自答しつつ、結局その月は生活費のために必死で金策に走るハメになりました。

その後も色々とありつつ、なんだかんだでこの職場には2年ほど勤めることになります。しかし、その間に介護業務の割合はさらに増加。

日中はひたすら介護業務をこなし、本来のOT業務である個別リハビリは「サービス残業として夜勤スタッフと共に夜に行う」という、働き方が常態化していきました。

「公的機関のハローワークが紹介する求人だから安全」そんな幻想は、良くも悪くもこの2年間で見事に粉砕されたのです。

ハローワークは企業を審査しているわけではないですからね……仕方ない……か?

職場の雰囲気は良いのにブラック?真面目な人ほどハマる「良い人の呪い」

労働環境としてはなかなかに悲惨だったこの2社目。本来なら前任のOTのように即辞めても良かったのですが、私が2年間も働き続けたのには理由があります。

それは「職場の風通しが良く、働きやすかったから」です。

給料は程々でボーナスはなし。そして仕事量は一人でこなせる範疇を完全に超えている。

それでも、前職のような理不尽なパワハラはなく、何よりある程度は自由にスケジュールを組める点は、私にとってなにものにも代えがたい環境でした。

そして、業務の練度は低いものの、スタッフの人間性自体はそれほど悪くなく、こちらからの依頼が通りやすい点も無視できないポイントでした。

忙しさに追われつつも、なんとなく「お互い様」で済ませてしまう。これこそが、医療福祉業界に深く巣食う「やりがい搾取」の正体です。

「良い人たち」に囲まれているからこそ、自分の窮状から目を背け、安い給料と過重労働を受け入れてしまう。

この呪いは、あからさまなパワハラよりもある意味でタチが悪く、真面目な人間ほど深く絡め取られていきます。

私の場合は、前職場の環境が悪すぎて大概のことには耐えられてしまうのが、ある意味で問題だったのかもしれません。

ハローワークの求人票では見抜けない!宗教Ns.がもたらした職場崩壊

そんなわけで、忙しくもダラダラと働いていた私でしたが、この職場から去る原因になったのは、まさに思わぬ方向からやってきた「脅威」によるものでした。

そのNs.(看護師)は、ある日突然、グループ内の他の施設から「異動」という形でやってきました。

一見、温厚で真面目そうなその人物。しかし実は、インターネット上でも危険視され、警察にもマークされているという「ヤバい新興宗教」に深く入信していたのです。

私自身は、誰がどの宗教を信じていようが個人の自由だと思っています。しかし、そのNs.は次元が違いました。

なんと、自分の仕事もそっちのけで、スタッフ、入所者、そしてあろうことか入所者の「ご家族様」にまで猛烈な勧誘を始めたのです。

それだけでも大問題ですが、そのNs.は止まりません。こちらが断ろうと、施設長が直々に注意しようと、まったく勧誘をやめないのです。

入所者のご家族様から大激怒のクレームが入るまでに、それほど時間はかかりませんでした。

いくら注意しても収まることのない勧誘と、多方面からのクレーム……。施設側が最後の手段として件のNs.を「解雇」しようとした時、真の地獄がはじまりました。

施設長がNs.に解雇を告げた翌日、なんとそのNs.と「教団の仲間たち」が施設に怒鳴り込んできたのです。

「差別をするな!」「宗教に入れ!」など、もはや何が主張なのか分からない大声をあげながら、施設長とスタッフに集団で詰め寄ってきます。

恐怖はそれだけにとどまりません。スタッフの中には自宅の住所を知られている人もいて、「夜中に自宅まで仲間を引き連れて乗り込んできた」と怯え、職場を去る人も出てきたのです。

もはや労働問題ではなく刑事事件レベルの異常事態。

しかし、その流れの中で「施設側がスタッフを守るための何の対策も取れない(取らない)」ことが明白になり、私もついに自分の安全を守るためにこの職場を離れる決意をしたのでした。

恐ろしいのは、こういった「内部の人間関係の異常さ」や「カオスな実態」は、ハローワークの求人票からは絶対に読み取れないということです。

転職エージェントは「複数登録(併用)」が正解!2社を競合させて掴んだホワイト職場

なぜハローワークではなく転職エージェントを使うべきなのか?

3度目の転職。私はもう「やりがい」や「公的機関への盲信」といった綺麗事を完全に捨てました。

自分の身を守るために頼ったのは、転職のプロである「就職支援サイト(転職エージェント)」です。

しかも、1社にだけ登録して担当者の言いなりになるのではなく、あえて「2つのエージェントに複数登録する」という戦略に出ました。

エージェント同士を競合させることで、「他社でもっと良い条件が出ている」と交渉のカードにし、自分を安売りしないための防衛線を張ったのです。

現実に打ちのめされ続けてきた私が、「したたかに生き残るための戦略」を自らの手で実行した瞬間でした。

まずは無料の複数登録から!自分の「市場価値」を知りブラックから脱出しよう

エージェント経由で提示されたのは、少し田舎の方にある施設のスカウト案件でした。

最初は「田舎だし、どうせまた何か裏があるんだろう」と半信半疑でしたが、施設見学をして驚くことになります。

入所者の数に対して適切に配置されたスタッフの人数。施設利用者の穏やかな笑顔。

そして、築10年以上経過しているとは思えないほど隅々まで清掃が行き届いた広々とした施設。

エージェントから事前に聞いてはいましたが、給与、福利厚生、教育体制もバッチリで不満点は見当たりません。

スタッフの士気も高く、残業も申請すれば問題なく残業代が支給されるとのことでした。

しかし、ここまで条件が良いと、地獄を見てきた私としては逆に怪しくなってきます。

そこで、思い切って面接の場でこれまでの経緯を説明し、「なぜこんなに待遇が良いのか?」と直球で質問してみました。

返ってきた理由は、単純明快。「田舎だから」でした。つまり、高齢化が進んでいる田舎で高齢者施設の需要は高いのに、若い人材は都会に出てしまい、慢性的にスタッフが不足していたのです。

少しでも多くのスタッフを集めるために初期条件を良くし、さらに長く続けてもらえるように福利厚生にも全力で投資しているとのことでした。

まさに目から鱗です。完全に盲点でした。当然、田舎であればすべての施設がこのように努力しているわけではありませんが、これまで候補にすら入れてこなかった地域へ目を向ける大きなきっかけになりました。

実際に入職してからも求人内容に嘘偽りはなく、無駄なサビ残も一切ありませんでした。

ハロワで見つけた前職の地獄が嘘のような、正真正銘の「超絶ホワイト」な環境だったのです。

エージェントが間に入り、事前に職場のリアルな内部情報や条件を徹底的に確認・交渉してくれたからこそ、勝ち取れた職場でした。

【処方箋】自分の身は自分で守れ。ブラックを避けるための転職術

なぜハローワークではなくエージェントを使うべきなのか

ここまでの私の血みどろの実体験から言える結論は一つです。

ハローワークの求人票には、企業側が書いた最低限の表面的な情報しか載っていません。

「ヤバい宗教Ns.がいないか」「本当にサビ残はないか」「当月から給与は出るか」。こういった、私たちが本当に知りたい「裏のリアル」を把握するには、内部事情に精通し、企業側と太いパイプを持つ転職エージェントの力が不可欠なのです。

彼らは私たちが定着することで報酬を得るため、すぐ辞めるようなブラック企業は紹介しません。

ほとんどの転職エージェントは無料で利用できます。自分の判断だけで転職活動を進めるのは、海図やGPSを持たずに大海原へ漕ぎ出すようなものです。

せっかく無料で使えるのですから、全力でプロの力を借りて、より良い環境へしたたかに移ってしまいましょう。

転職エージェントの欠点

  • 新しく就職した職場からエージェント側に報酬が支払われているので、心理的に簡単には辞めにくくなる。
  • 登録したまま放置すると、電話やメール、メッセージなどで定期的に連絡が来るようになる。

辞めづらくなるからこそ、安易に妥協して転職を進めず、気になるポイントはエージェントに徹底的に確認してもらいましょう。また、定期的に来る連絡は「今は転職を考えていません」と伝えるか、用事がなければスルーしておけば大丈夫です。

複数登録して「自分の市場価値」を知る

もし、あなたが「いまの職場はおかしいかもしれない」と少しでも感じているなら、まずは転職エージェントに複数登録(最低2社)してみてください。

いますぐ転職するつもりがなくても、「いざとなれば他にいくらでも好条件の職場がある」という事実を知るだけで、いまの職場への依存度が劇的に下がり、心がスッと軽くなります。

残酷な現実ですが、他人である職場の人たちはもちろん、時には家族でさえも、あなたの人生を最優先には考えてくれないことがあります。

綺麗事で塗り固められた職場に、あなたの人生をこれ以上いいように使われるのは終わりにしましょう。

自分の身は自分で守る。プロの力を賢く使い倒して、したたかに生き残るための「生存戦略」を、今日から始めてください。

1社目の職場で、うつ病の手前まで追い詰められた私が断言します! 体やメンタルを壊しても、職場や上司は絶対に責任をとってくれません。自分を守れるのは、自分だけなのです。あと、上司の「ここでダメならどこに行ってもやっていけない」という言葉は、基本的に嘘なので相手にしないで下さい。これは、実際に転職してみれば分かるでしょう。